平成29年2月2日守山文化小劇場にて「住み慣れた守山区で最期まで過ごすために」と題した講演会が行われました。名古屋大学・愛知医科大学名誉教授である祖父江逸郎先生からは、「21世紀型在宅医療」をテーマに、今後の在宅医療を可能にする条件としてIT利用やテレメディスン(遠隔診療)活用などがあげられ、その中でも一番大切なのは、なじみの環境であることで、今後、住宅ひとつ作るにも、あらかじめ在宅医療を意識した作り方、考え方が大切になってくるーと言うお話しがありました。

そして、96才の今尚現役でいらっしゃる秘訣として、運動・栄養・休養のバランスがとれていること、快便・快眠・快食が大切で、笑う・話す・歩くことで快感を得ているんですよ、とアドバイスを下さいました。

次に、志段味スポーツランドスポーツトレーナー長谷川圭亮氏による「からだからだ!」では、まいにちこつこつけんこうのこつは こつこつけんこうけんこうこつ ということで、手指の体操と、長谷川氏の軽快なトークで参加者の方は笑顔になっておられました。

最後に、名古屋市医師会のスーパーバイザー黒木信之氏からは、メディカルエンディング(終末期)の医療・看護・介護の準備について、自宅で最期を迎えるために何を準備しますか?ということで地域包括システムの説明と、突然に備えて日頃からエンディングの治療の希望と選択を考えておくことの大切さということで、リビングウィル(生前の意思)として私の終焉宣誓書の例などのお話しがありました。

参加された方は、在宅医療について、自らのメディカルエンディングについて考えるいい機会になったのではないかと思います。たくさんのご参加ありがとうございました。

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